韓国から泌尿器科が消える!?「日本語」と恥ずかしいイメージなくす目的=韓国ネットは賛否「なぜいまさら?」「内科も産婦人科も日本語だが…」

Record China    2017年11月14日(火) 22時50分

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14日、韓国で日本と同様の意味で使われる「泌尿器科」の語が、今後「泌尿医学科」に置き換えられることになった。資料写真。

2017年11月14日、韓国で日本と同様の意味で使われる「泌尿器科」の語が、今後「泌尿医学科」に置き換えられることになった。ニューシスなど複数の韓国メディアが報じた。

韓国保健福祉部は、この日開かれた閣議でこのような内容を盛り込んだ「専門医の修練および資格認証等に関する規定の一部改正案」が議決されたと明らかにした。同部は名称変更について「泌尿器科の診療領域および研究範囲が広がりつつある国内外の流れを反映し、日本式表現を含む『泌尿器』の名称を韓国語の表現に合うよう整備したもの」と説明している。

「泌尿器科」の語は1954年、大韓泌尿器科学会の創立時から一診療科の名称として使われてきたが、関連学界では、泌尿器科のイメージ改善などを目的として名称変更のための手続きを進め、今年3月に大韓医学会・大韓医師協会が変更を承認していたという。

大韓泌尿器科学会のチョン・ジュン会長は「泌尿器科の受診は恥ずかしくみっともないことだと考えられてきたために、泌尿器科を避ける社会的認識がつくられた。泌尿医学科に名称を変え、泌尿器科に対する否定的な認識を改善させていく」と述べている。

名称変更は今月中に各病院で進められるが、英文名のurologyと「泌尿器科学会」の名称はそのまま維持される。なお、これまで韓国の医療科目の名称変更には「麻酔科→麻酔痛症医学科」「精神科→精神健康医学科」「診断放射線科→映像医学科」「小児科→小児青少年科」などの例がある。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「ここにも日本語が残っていたとは、やはり洗脳は恐ろしい」「誤った情報を与える名称は改正すべき」と変更への賛成意見や、「法律用語にも日帝の名残は多い」「内科や産婦人科も日本語とまったく同じらしい」など、同様の「問題」を指摘する声が寄せられている。

しかし一方で「まったく無駄。名前が大事なわけじゃない」「使い慣れた言葉をなぜいまさら変える?」と否定的な意見も少なくない。「そもそも『泌尿』が日本由来の漢字語だよ」と、変更後の「泌尿医学科」の語に疑問を呈する声も目立った。(翻訳・編集/吉金

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