「90後」独身者の現状とは? 女性が相手に希望する月収は「8千元超」

人民網日本語版    2017年11月14日(火) 14時20分

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「90後(1990年代生まれ)」が今や、結婚話の中心となる年代となり、女性の場合は23歳以降、男性ならば25歳以降の結婚が、「晩婚」のカテゴリーに入っている。

「90後(1990年代生まれ)」が今や、結婚話の中心となる年代となり、女性の場合は23歳以降、男性ならば25歳以降の結婚が、「晩婚」のカテゴリーに入っている。国内の著名婚活サイトが「独身の日」(11月11日)に、「2017年独身者調査報告No.3」を発表し、結婚・恋愛をめぐる「90後」の新たなすう勢を明らかにした。今回の調査は、同サイトの会員1億1千万人を対象にしたオンライン方式のサンプリング調査で、有効サンプル数は7329件。報告によると、「脱・独身」は「90後」の独身者にとって最重要任務であり、「90後」の独身者は「オタク」が大多数を占め、映画やドラマにハマることが主な気晴らしになっている。また、「90後」の独身者が何よりも好きなことは「爆買い」と「爆食い」で、「生活が充実している」グループが最も多い都市は北京だった。東方網が伝えた。

◆「90後」独身者の約4割、最大の願いは「脱・独身」

結婚適齢期に突入する「90後」がますます増えている。調査によると、独身者のうち「90後」が占める割合は43%に達し、「80後(1980年代生まれ)」の39%や「70後(1970年代生まれ)の15%を上回るまでとなり、2016年に比べ大幅に増加し、だんだんと恋愛・結婚の主力軍となりつつある。

「90後」の独身者に対し、「現在の最大の願望は?」という掘り下げた質問を行ったところ、「脱・独身」という答えが約4割と最も多く、「お金儲け(20.31%)」、「旅行(15.86%)」、「起業(10.35%)」、「学業を深める(6.68%)」がこれに続いた。「脱・独身」がすでに、「90後」の単身者にとっての最優先任務となっている。

◆「90後」の独身者、オタクが大多数 主な気晴らしは「映画やドラマ」

理想は極めて豊かだが、現実はやせ細っている。そのような特徴のある独身男女は、「脱・独身」を達成することを切望しているが、実際の行動は、その願望実現には全く見合っていない。珍愛網の調査によると、学習や仕事の余暇時間について、「90後」の独身者の68.28%は、「家で過ごす」と答え、「90後」独身のオタク族がもっとも好む時間の潰し方は、「映画鑑賞」がトップで、「連続ドラマの鑑賞」、「音楽鑑賞」、「読書」、「家事」、「ゲーム」、「バラエティ番組鑑賞」、「フィットネス」、「残業」、「SNS」がこれに続いた。

また、「90後」独身者の3割は、「家にいることを好まない」と答え、彼らの主な余暇の過ごし方は、「街でショッピング」と「会食」がトップとなり、「映画鑑賞」、「戸外スポーツ(サイクリング・登山・キャンプなど)」、「フィットネス」、「趣味の活動」、「カラオケ」、「講座や展覧会に参加」、「あちこちに出かけて写真を撮る」などがこれに続いた。

◆「90後」の独身者は「爆買い」と「爆食い」が大好き

「90後」の独身者の娯楽消費については、「ショッピング(街に出かける/ネット通販を利用)」に対する消費が最も多く(60.03%)、会食(25.29%)と旅行(9.17%)がこれに続いた。

娯楽消費の額については、「90後」の独身者の1カ月支出額は、「500元(1元は約17.1円)以内」が最も多く28.44%、「501-1千元(27.92%)」、「1001-1500元(17.3%)」、「1501-2000元(11.27%)」「2千元以上(15.07%)」が続いた。このようなデータから、「90後」の独身者の約半数が、1カ月に1千元以上を娯楽に費やしている状況が浮き彫りになった。

「ネット通販フリーク」と「グルメ」たちの月消費額から見ると、1カ月あたりの娯楽消費額が2千元を上回る都市のうち、「生活が充実している」グループが最も多いのは北京で、南京(27.78%)、広州(20.83%)、成都(20%)、深セン(15.79%)が続いた。

◆「知人の紹介」から「ネット」へ 変化する「90後」の「脱・独身」方法

「90後」のライフスタイルがますます「オタク化」するにつれて、彼らの交流スタイルも、「職場中心」と「インターネット中心」の方向に変化している。統計データによると、各種社交スタイルの中で、「職場での交流」を第一選択肢とする「90後」の独身者は31.85%、「インターネットを介した交流(23.33%)」と「集まりを利用した交流(16.64%)」がこれに続き、「90後」が「仕事」に投入する時間は増加の一途をたどっている状況が見て取れる。

調査によると、「70後」と「80後」が、親戚や友人を介して相手と知り合う傾向が高いことに比べ、「90後」の独身者の76.14%は、「SNS、交友サイト、婚活サイトなどで知り合い、『脱・独身』を目指す」と答えた。このうち過半数は、「インターネットというツールを介して、本当の友人を得て、交際のプロセスで自主性を保ち、ネットワークを通じて共通の趣味を持ち、価値観が一致する素晴らしい相手に出会うことを期待している」としている。

◆「90後」の女性、相手への条件は「月収8千元以上、恋愛中の割り勘NG」

調査によると、「90後」の結婚相手に求める条件は、男女でかなり異なる。女性は、「相手の年齢は自分より3歳から5歳年上、身長は10センチから15センチ高く、しし座で広東出身の男性なら大歓迎、月収は最低8千元」としている。月収については2016年調査よりさらに条件が厳しく、3千元上がっている。また、「90後」の女性は、相手の家庭の経済状態が自分の家より良いことを望み、マイホームは結婚の必須条件としている。一方、「90後」の男性が相手に求める条件は、年齢が自分より1歳から3歳年下で、身長は自分より5センチから10センチ低く、てんびん座で四川出身の女性が望ましく、相手の収入や実家の経済状態について特に条件はなく、マイカーやマイホームの有無は結婚に大きな影響はないと考えている。

また、報告によると、「90後」の独身男女の8割は、恋愛中の「割り勘」には反対の立場を取っていた。「男性がほとんどを負担し、女性はごく一部出すことに賛成」が69%に達し、「全額男性が出すべき」は12%、「恋愛中の出費はすべて割り勘にすべき」は19%にとどまった。

◆「90後」の過半数、「結婚前の同棲を希望するが、スピード婚はNG」

「90後」はこれまで、「強い個性」、「開放的な考え方」、「物珍しいものをすぐに受け入れる」グループの代表だと見なされてきた。だが、「90後」がこれらのラベリングにそのまま当てはまる訳ではないことが、統計データから明らかになった。調査によると、「90後」の約7割は、「スピード婚」を受け入れるとしているが、このうち半数以上は、「他人のスピード婚は理解できるが、自分はしない」と明確に答えている。また、「自分がスピード婚をすることはあり得ない」と答えた女性は58.58%に上ったのに対し、男性は46.09%にとどまった。

結婚前の同棲については、「90後」の過半数は「希望する」と答えた。このうち、「正式に結婚する前にお試し同居を希望する」とした男性は80%、女性はわずか43%だった。(編集KM)

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