日中関係改善のために、日本が超えなければならない「3つの山」―中国専門家

Record China    2017年11月15日(水) 7時10分

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13日、新浪視頻は、日中関係の改善に対する専門家の解説動画を掲載した。資料写真。

2017年11月13日、新浪視頻は、日中関係の改善に対する専門家の解説動画を掲載した。

動画は深セン衛星テレビのニュース番組で、解説しているのは深セン特区報の解説委員を務める陳氷(チェン・ビン)氏だ。

陳氏は「日中関係の悪化は、オバマ米前政権のアジアリバランス戦略、日本の『正常な国家化』戦略に関係している」と指摘。「釣魚島(日本名:尖閣諸島)の国有化、南シナ海問題への介入、戦争に関する歴史の否定、環太平洋経済連携協定(TPP)のごり押し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加拒否などは、いずれも米国の戦略と日本自らの野心によるものだ」とした。

そのうえで「現在のトランプ政権は前政権のアジア戦略を止め、TPPからの離脱を宣言し、南シナ海問題の平和的解決の意向を示した。北朝鮮問題を話し合いで解決するという中国の政策を受け入れている。これにより、日本が引き続き中国に対抗する基盤が弱まった。特に、中国が提起した人類の運命共同体という新しい世界観と中国の発展の前途を見て、安倍首相は進んで日中関係改善を提起した」と論じている。

一方で、「日中関係を改善するうえで、日本が越えなければならない山が三つある」とも。「一つ目は、日本が歴史について正しい態度を取ること。二つ目は、台湾問題における立場を鮮明にし『一つの中国』の原則を守ること。三つ目はアジア太平洋地域の安全保障でポジティブな役割を果たし、心から『アジアの日本』へと変化して、アジアにおける平和と安定の主役という意識を持つこと。この三つにおいて真の進歩が見られてこそ、日中関係ははじめて本当の意味で好転する」と指摘した。(翻訳・編集/川尻

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