<調査>北京市の「禁煙令」、全国への拡大に圧倒的支持―中国

Record China    2008年7月15日(火) 14時17分

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14日、北京市では5月から「禁煙令」が施行されており、駅など10種類の公共の場所が禁煙地区に指定されている。このほどのアンケートで、回答者の95%が禁煙を全国に拡大することに賛成しているという。写真は5月31日、南京市で喫煙する人。

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2008年7月14日、「中国青年報」の報道によると、北京市では5月1日から「禁煙令」が施行されており、駅やタクシーなど10種類の公共の場所が禁煙地区に指定されている。これに関連しこのほど行われたアンケートでは、回答者の95%が禁煙を全国に拡大することに賛成しているという。

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中国青年報社会調査センターが全国31の省・市・区の1万471人を対象に行った調査によると、69.0%が北京市で「禁煙令」が実施されていることを知っており、95%が全国に拡大することを支持しているという。

禁煙が守られない理由としては「検査員が少ないなど取締りのパワー不足」58.8%、「罰金が10元(約150円)では効果がない」51.7%などの回答が寄せられた。

禁煙令をさらに効果的に運用するためには、65.6%が「禁煙令の細則の補完」、50.6%が「罰金額の引き上げ」を挙げている。一方、タバコの税率を高めるという意見については43.0%が賛成しているものの、57.0%が反対しているという。

また、挨拶代わりや食後にタバコを勧めるのは中国の文化の1つだという認識も根強く、60.1%が「習慣は変えられない」と回答している。

これに関し米国のある学者は「タバコが中国に伝わったのは数百年前に過ぎず、喫煙が一般に広まったのは清代(1644〜1912年)後半になってから」と、「タバコは中国の文化説」は喫煙者の言い訳に過ぎないと述べているという。(翻訳・編集/HA)

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