春秋時代・越王の宝剣、「古代軍事文物展」にお目見え―北京市

Record China    2008年7月12日(土) 8時58分

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9日、春秋時代の宝剣が、北京市の中国人民革命軍事博物館にまもなくお目見えする。この春秋時代の貴重な歴史資料は、「臥薪嘗胆」の故事で有名な越王・匂践のひ孫が使用していたという。

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2008年7月9日、春秋時代の越王・州句が使用した宝剣が、北京市の中国人民革命軍事博物館で開催される企画展「 “孫子兵法”中国古代軍事文物特別展」でのお目見えを控えている。

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宝剣は所蔵される浙江博物館から貸与されたもので、春秋時代の貴重な歴史資料として位置づけられている。これは「臥薪嘗胆」の故事で有名な越(BC600〜BC334年)の王・匂践のひ孫である州句が使用していたもの。長さ57cmで、現在の価値にして420万元(約6300万円)相当と見られている。部分的に装飾用の宝石が消失、虫食いを発生したり変形を来たしたりしており、表面に施された紋様も判別が難しい状態になっているが、依然、切れ味は抜群だという。

中国人民革命軍事博物館の責任者によると、宝剣の意匠部分については分析可能であるものの、剣本体の合金原料までは判別しがたいとしている。また、当時の鋳金技術が解明されていないため、複製を製作するにしても外形を模倣するに留まり、強度などの面で完全に再現するのは困難だという。(翻訳・編集/愛玉)

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