2008年7月9日、「エコ五輪」をスローガンのひとつに掲げる北京オリンピックの開催が迫り、五輪の各関連施設に使用される「再生水」の給水がスタートした。1日に6万立方メートルの再生水を給水する。

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「再生水」とは下水の高度処理水のこと。五輪施設専用の再生水を供給する北小河再生水生成工場では、高度なろ過機能と水中浮遊物質の完全除去機能を備えた世界最先端の膜処理技術を採用しており、水の富栄養化の原因となる窒素やリンをも排除して、無味無臭の再生水を生成する。その水質は限りなく水道水に近く、人体に触れても害はないと責任者は太鼓判を押している。

1日に供給される再生水のうち5万立方メートルは、オリンピック村やオリンピック公園などの緑化に使用される。残り1万立方メートルは「超高品質再生水」とされ、専用の水道管を通じて「鳥の巣」などの競技施設や、会議館、メディア村などの緑化やトイレ用水に使用されるほか、オリンピック森林公園にあつらえた「龍形水系」と呼ばれる湖・川・湿地群を潤す。(翻訳・編集/愛玉)