<中華経済>ペトロチャイナがガソリン輸入を縮小見通し―中国

Record China    2008年7月11日(金) 10時36分

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10日付香港・経済通によると、中国石油最大手の中国石油天然気股〓(にんべんに分、以下同)有限公司(ペトロチャイナ)が、7月のガソリン輸入量を当初予定していた20万トンから10万トンに半減する見通しとなった。

2008年6月10日、10日付香港・経済通によると、中国石油最大手の中国石油天然気股〓(にんべんに分、以下同)有限公司(ペトロチャイナ)が、7月のガソリン輸入量を当初予定していた20万トンから10万トンに半減する見通しとなった。輸入したガソリンは上海や寧波、舟山など華東地域に供給する。

今回の輸入量半減について、専門家は「6月後半から石油製品の価格が引き上げられたことで、国内の需要が落ち込むと判断したことによる措置とみられる」と指摘した。中国政府は先ごろ、6月20日からガソリン、ディーゼルオイルの価格を17−18%引き上げることを決めていた。

また、輸入減による影響は小さいとの見方が有力。ペトロチャイナが第1四半期(1−3月)に販売した石油製品は2186万トン。うち自社精製による販売分が1892万トンと、輸入製品を大きく上回っている。

需要の高まりや四川大地震など震災を受けて、国内での石油製品の品薄が深刻化する中、政府の後押しもあって、ペトロチャイナは同じく中国石油最大手の中国石油化工股〓有限公司(シノペック)とともに、直近数カ月にわたって石油製品の輸入を強化していた。5月にはガソリン輸出入で中国初の輸入超過を記録。同月のガソリン製品の輸出量は16万トン、輸入量は33万8000トンと大幅な入超。ディーゼル油の輸入量は70万トンに達し、単月の過去最多となった。(翻訳・編集/KS)

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