2008年7月9日、中国・広東省出身の世界的な数学者、シン・トゥン・ヤウ（丘成桐）ハーバード大学教授が、最近の中国の学生に「米国の学生より本を読まない」と苦言を呈した。広州日報が伝えた。

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広東省広州市の●（烏におおざと）毅敏（ウー・イーミン）常務副市長と広州市内のレストランで会食したシン教授は、中国の学生の現状について率直な意見を述べた。教授は「中国の学生は勤勉ではあるが、本を読む時間は米国の学生に遠く及ばない」と指摘、「何でも良いから本を読むのが学生の本分だ」と語った。

シン教授は、「数学のノーベル賞」といわれる「フィールズ賞」を受賞した世界的な数学者。教授は、「米国の学生はレポート用にたくさんの本を読む。中国の学生は試験に出るところしか勉強しない」と米中の学生像を比較。さらに「学生は昔から忙しい勉強の合間を縫って本を読んだものだ。今の学生はオンラインゲームばかりしている」と苦言を呈した。

シン教授は49年、広東省生まれの香港育ち。14歳で大学教授の父を亡くす。33歳で「フィールズ賞」を受賞。現在はハーバード大学教授を務める。米国在住。（翻訳・編集/NN）