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このほど、東京で「チャイナフェスティバル 2017」が開催され、中国の各地域のグルメ約100種類を提供するブースが並び、延べ約10万人が中国のグルメを味わった。
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このほど、東京で「チャイナフェスティバル 2017」が開催され、中国の各地域のグルメ約100種類を提供するブースが並び、延べ約10万人が中国のグルメを味わった。
フェス当日はあいにくの悪天候となったものの、おいしい食べ物を求める人たちの熱意は全く冷めなかった。同フェスでは、中国の豊富で多彩な「麺文化」が注目の的となり、パリパリとした油条(揚げパン)、香りがとてもいい韭菜盒子(ニラまんじゅう)などが好評を博した。山西省のブースではご当地グルメ「オーツ麦粉麺の蒸籠蒸し」と「凉拌蕎面(ざるそばに似た麺料理)」が並び、その独特な見た目と食感が好評を博した。さらに、麻辣体験エリアも設置され、四川麻辣?(マーラータン)や成都冒菜(成都の名物料理)などのご当地グルメが並んだ。
これらの中国の伝統的なご当地グルメのほか、調理師がデモンストレーションする中国のネット上で人気のザリガニ料理も同フェスの目玉となった。その鮮やかな色合いと香りのよさで、ザリガニを食べる習慣のない日本人らを魅了した。
グルメを楽しむと同時に、会場では白酒(蒸留酒)の貴重茅台や青島ビールなども提供され、来場者は中国各地の飲食文化を存分に楽しむことができた。
日本の多くの人はこれまで、「中華料理」の代表例として、麻婆豆腐やチンジャオロースなどの数種類の料理しか知らなかった。しかし、近年になり、蘭州牛肉麺や羊肉火鍋など、中国のご当地グルメが日本に上陸するようになり、日本人の中国グルメに対する認知もどんどん深まり、それに対する期待も日に日に高まっている。今後、特色ある各地のご当地グルメが、中国の飲食企業が日本市場に根を生やすための新たな分野になるかもしれない。(編集KN)