Record China

ヘッドライン:

なぜ日本は漢字を廃止しなかったのか?―中国メディア

配信日時:2017年11月9日(木) 15時10分
拡大
8日、中国産業経済信息網が、日本が漢字を廃止しなかった理由について分析する記事を掲載した。

2017年11月8日、中国産業経済信息網が、日本が漢字を廃止しなかった理由について分析する記事を掲載した。

記事は、第2次世界大戦後、漢字文化圏は解体することになったと紹介。韓国北朝鮮、ベトナムではいずれも漢字が廃止され、日本では早くも明治維新の前から漢字廃止論が出ていたと指摘する。

例えば、江戸時代の蘭学者・西川如見は、漢字が煩雑で効率では西洋の文字に劣るとしており、日本郵便の父と言われる前島密も、西洋諸国に倣って表音文字を採用し、最終的には日常および公文書から漢字を取り除くべきだと主張していた。

明治時代になると、日本社会全体に衣食住から文学に至るまで西洋に陶酔する雰囲気となり、文字も含めて全面的に西洋化すべきとの主張をする人も少なくなかったようだ。

漢字の最大の危機は第2次世界大戦後だといい、戦後日本を占領した米国が漢字を廃止してローマ字を使用することを提案。これは「公文書で漢字を禁止すれば、日本人の思想をコントロールしやすく、日本政府要人の間で交わされる文書の監視が容易で、戦前のスローガンの影響を無くして新たな思想の世代を生み出せる」という理由からだと記事は指摘する。

しかし、記事は「日本政府は珍しく占領軍の意思に反する決定をした」と紹介し、「これは漢字を日本という国家の性質を守る最後の文化防衛ラインと見なしたかどうかは定かではないが、1946年に日本は1850字の『当用漢字音訓表』を制定。公用文書とメディアの文章には、国が規定する漢字仮名交じり文を使用することになった」と伝えた。

さらに「その後、コンピューターに漢字を入力することの技術的な問題が解決するに至り、印刷や通信への漢字の適用が容易になった」とし、「常用漢字表が制定された1981年には、漢字仮名交じり文が、日本の社会文化に最も効果的で適した文字であるとされ、日本が漢字文化圏の中で唯一漢字を残した国になった」と解説している。(翻訳・編集/山中)

【コラムニスト募集】
中国や韓国の専門知識を生かしませんか?レコードチャイナではコラムニストを募集しています。どしどしご応募ください!応募はこちら

関連記事

日本の漢字研究家が思い語る、漢字発祥の地で国際漢字大会開幕―中国メディア

「2017中国(安陽)国際漢字大会」が19日、河南省安陽市で開幕した。日本の中国文学者である阿辻哲次さんはスピーチの中で、「日本初の漢字をテーマとした唯一の博物館である『漢検 漢字博物館・図書館』は日本漢字能力検定協会によって設立された」と紹介した。

人民網日本語版
2017年9月22日 14時40分
続きを読む

世界最大の漢字辞典を作った国は…?まさかの結果に韓国ネット「そんなことある?」「いつまで漢字に固執してるの?」

12日、韓国のインターネット掲示板にこのほど、「世界最大の漢字辞典を作った国はどこか?」と題したスレッドが立ち、そのコメントからネットユーザーの漢字に対する捉え方が伝わってくる。資料写真。

Record China
2017年8月31日 17時42分
続きを読む

ランキング