<一人っ子>ついに1億人突破!人口抑制には成功も…―中国

Record China    2008年7月8日(火) 10時41分

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7日、中国の一人っ子が1億人を突破したことが明らかに。30年間に及ぶ努力が実を結び、人口抑制には成功したが、「わがまま」「協調性に乏しい」「年長者を敬わない」など一人っ子の性格が問題に。資料写真。

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2008年7月7日、「世界人口デー」を7月11日にひかえた上海市で6日、「人口資質向上フォーラム」が開催され、30年間におよぶ「一人っ子政策」の徹底により、国内の「一人っ子」人口がついに1億人を突破したことが明らかになった。地元紙「上海文匯報」が伝えた。

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同フォーラムではこのほかに、一人っ子が今や中国の総人口の8%を占め、出生率は1.5以下になったと発表。「一人っ子同士の両親が1人っ子を育てる」という家族構成は都市の基本モデルとして定着しており、一人っ子政策による人口抑制が効果を発揮していることを再認識した。

一方で、一人っ子政策が生んだ弊害については、両親や祖父母の溺愛で「わがまま」「協調性なし」「自己中心的」「年長者に敬意を払わない」子供が増えていることや、兄弟がいないために周りを大人に囲まれて育った環境が子供たちの「孤独」や「早熟」を生むといった声も。また社会性に乏しく、炊事や洗濯など一般的な生活の基本動作も満足にできない若者の増加も指摘された。

「80後(80年代生まれ)」や「90後(90年代生まれ)」の若者たちが引き起こすさまざまな問題や混乱の原因はすべて、彼らが一人っ子であることに起因すると主張する専門家もいた。(翻訳・編集/本郷)

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