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現在の災害時救援システムはその都度臨時に敷かれるもので、非常事態に対応する部門の設置が望まれている。その中で、軍の精鋭部隊を災害時に投入する必要はないという意見が出ている。写真は7月2日に山東省で行われた武装警察によるテロ対策演習。
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2008年7月3日、環球時報によれば、現在の災害時救援システムはその都度臨時に敷かれるもので、非常事態に対応する常設部門の設置が望まれている。その中で、軍の精鋭部隊を災害時に投入する必要はないという意見が出ている。
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2008年は年明けから南部の大雪が発生し、四川では地震による大規模な災害が発生したことで、自然災害への予防策と体系的な対応の実現が望まれており、国際的にも災害に対応する部門を常設する必要性が高いことは明らかになっているが、現状の中国にそうした常設部門の設置も、災害対応マニュアルも未だ実現されていない。
四川大地震には軍から大規模な部隊が救助・救援活動に投入されたが、そうした中、災害への救助・救援活動に軍の部隊を投入することに関して疑問の声が上がっている。軍の最も重要な存在意義は外敵の侵入を防ぐことと、国内の秩序と安定を維持することであり、災害での救助・救援活動はあくまでも一時的なものであって、軍の編成や装備、訓練は災害への対応に合致しておらず、救助・救援活動に支障が出る可能性も否めないという。
また、大規模な災害への対応に軍の戦闘部隊を割くことは、国防上不利な状況をつくってしまうことから、災害のたびに軍を投入することは好ましくないという意見もあり、軍では今回の震災を受け、災害時の救助・救援活動に専門的に対応する部隊を編成しているという。(翻訳・編集/岡田)
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