<カンフー・パンダ>「中国人は浅ましい」、パンダ芸術家が再び批判―中国

Record China    2008年7月4日(金) 11時53分

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3日、中国でも人気を集める米ドリームワークス社のアニメ映画「カンフー・パンダ」を、四川省の芸術家・趙半狄(ジャオ・バンディー)氏が再び批判した。写真はファッションショーに登場した趙氏。パンダルックできめている?!

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2008年7月3日、中国でも人気を集める米ドリームワークス社のアニメ映画「カンフーパンダ」を、四川省の芸術家・趙半狄(ジャオ・バンディー)氏が再び批判した。華西都市報が伝えた。

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趙氏はカンフー・パンダが「四川大地震はチベットの報い」と発言し批判を浴びたシャロン・ストーンと同じでハリウッドの制作であること、カンフーとパンダという中国の宝を奪ったことを理由に同作の上映を反対した。同氏の意見を受け、四川省では公開が1日から2日遅れる事態となった。

2日、趙氏は自分のブログに動画コメントを掲載した。中国国旗を背景に登場した趙氏はビールを一杯飲み干すと過激な口調で批判を始めた。「アライグマがパンダの師匠とは中国への敬意を欠いている」「四川大地震の後というこの時期に、こんなお笑い映画を見に行く中国人は一体何者だ?浅ましいの一言に尽きる」「ハリウッドにはモラルがない」などと10分も言いたい放題だった。

一方、ネットユーザーの反応はおおむね趙氏に批判的だ。「アライグマじゃなくてレッサーパンダだろ」「釣り(過激な言葉で人の注目を集めるという意味のネット用語)しすぎ」「パンダをネタにするだけのエセ芸術家」「面白い映画だよ。カンフーもパンダも中国のものなのになぜ中国人自身が作れなかったのか、それが悔しいだけだ」と批判している。

カンフー・パンダは、公開から10日でチケット売り上げが9688万元(約14億5000万円)を突破、好調な動員を記録している。聖火リレー妨害、四川大地震などで高まった中国人の愛国心に訴えようとした趙氏だが、結果は完敗と言えそうだ。(翻訳・編集/KT)

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