<四川大地震>直接経済損失15兆円超に―四川省

Record China    2008年7月3日(木) 7時7分

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7月1日、四川省の黄小祥副省長は、6月28日までに四川大地震による直接経済損失が1兆元を突破したことを明らかにした。また、現地の生活も正常水準に向け、現在も復旧作業中だという。写真は四川省理県の被災地。

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2008年7月1日、四川省の黄小祥(ホアン・シャオシアン)副省長は、中国を訪問中の米国代表団との会談で、6月28日までに四川大地震による直接経済損失が1兆元(約15兆円)を突破したことを明らかにした。中国新聞社が伝えた。

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今回の四川大地震は、新中国成立以降に発生した地震では、破壊力や揺れの波及規模、救済の難度で、いずれも最大のものとなった。6月28日までに、四川大地震の犠牲者は6万8683人に達し、行方不明者は1万8404人、負傷者は36万358人に。倒壊または損害を被った家屋は450万戸で、約1000万人が帰る家を失った。なお、被災面積は10万平方キロメートルに及んだ。

震災発生後は、廃墟から約8万人が救出され、800万人以上が安全な場所へ避難。被災者への食事や清潔な飲料水、衣服、仮設住宅などは基本的に確保され、現在まで、被災地における伝染病や食中毒などの衛生問題は報告されていないという。また、地震再発による家屋倒壊や土石流発生の監視を強化するなど、被害拡大をコントロールしたとしている。

現地の生活は正常水準に向け現在も復旧作業が進められており、村レベルでは一部を除き、道路は開通し、通信や電力供給も震災前の水準まで回復した。一定規模の企業や取引・流通、サービスなどの業務では、8〜9割が正常な生産や業務をスタート。授業を再開した小中学校も8割を超えた。(翻訳・編集/汪葉月)

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