大規模な停電発生!夏前から深刻な電力不足―河南省鄭州市

Record China    2008年7月2日(水) 14時57分

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1日、河南省鄭州市西部と南部の広い地域で、30日午前に大規模な停電が発生した。停電により信号が消え市内の各所で交通がマヒするなどの被害が出た。夏本番前から電力不足が深刻になっている。写真は葬儀場の霊安室。

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2008年7月1日、河南商業報によれば、6月30日午前10時30分頃、河南省鄭州市西部と南部の広い地域で大規模な停電が長時間にわたり発生した。

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電力が回復したのは午後7時30分頃。それまでの間、停電により市内で信号機が動かなくなり、長時間にわたり市内の交通に大きな支障が出た。多数の一般家庭でも停電が発生し、電力が止まる前は電圧が不安定になったことで、電灯やテレビなどの電気製品から煙が出て壊れるなどの被害も発生した。停電の影響は市の火葬場にも及んだ。10数人の遺体を火葬している最中に突然停電となったことで、火葬は中断。火葬場の職員は、火葬場で停電が起きたのは初めてのことだと驚いたという。市気象局、武装警察病院、長距離バスターミナルなどの基幹施設では予備電源を使用して停電をしのいだ。

鄭州の電力供給会社によれば、これほどの規模で停電が発生した原因は、火力発電に使用する石炭の供給不足に加え、夏になり気温が上昇したことで電力の使用負荷が急上昇したことにあるとし、鄭州送電網では8月にはさらに1000兆ワット以上の電力不足が予想されているという。データによれば、6月25日、鄭州の電力供給負荷は4294兆ワットで、過去最高を記録。2007年の最大値は8月9日の3767兆ワットだった。(翻訳・編集/岡田)

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