<四川大地震>2つの断層が同時にずれた?1万年に一度の異常災害―米誌

Record China    2008年7月2日(水) 10時23分

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2008年6月、アメリカ地質学会の会誌「ジオロジー」7月号に四川大地震に関する論文が掲載された。同論文は今回の地震が2000年から1万年に一度という特殊な異常現象であったと論じている。写真は[シ文]川県。地震により地表に亀裂が走っている。

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2008年6月、アメリカ地質学会の会誌「ジオロジー」7月号に四川大地震に関する論文が掲載された。同論文は今回の地震が2000年から1万年に一度という特殊な異常現象であったと論じている。7月1日、中国新聞社が伝えた。

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四川西部地区の地質研究を20年も続けているマサチューセッツ工科大学地質研究チームは今回の地震が何の前兆もなしに起きたと明かした。地震発生前に、同チームは25もの測定機器を四川省西部に設置、一年以上にわたり計測を続けてきたが、誰一人として異常を予見するものはいなかった。

この極めてまれな現象が起きた理由としては二つの独立した断層が同時に動いた可能性が挙げられている。このような異常現象が起きるのは2000年から1万年に一度だとのこと。ただし同地の地質環境は全般的に特殊なもので、わずか50キロメートルの間に標高3500メートルの切り立ったヒマラヤ山脈が形成されていることからも世界的にまれな状況にあることが推測されるという。(翻訳・編集/KT)

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