国家一級保護動物・モウコノウマの成育率70%、放牧は順調―新疆ウイグル自治区

Record China    2008年6月27日(金) 6時45分

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23日、新疆ウイグル自治区で放牧されている野生モウコノウマが60頭を越え、成育率は70%以上という。パンダよりも希少な野生モウコノウマの放牧は順調といえる。

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2008年6月23日、新疆ウイグル自治区で放牧中の野生モウコノウマが自由に食物を探して歩いている。2001年8月28日から新疆ウイグル自治区カラマイ市の国家級有蹄類自然保護区で初めて野生モウコノウマ放牧実験が行われてから7年余り、放牧地で放牧された野生モウコノウマはすでに60頭を越え、中でも自然繁殖の野生モウコノウマは40頭以上おり、成育率は70%以上に上る。

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モウコノウマは唯一現存する野生馬で、ウマの進化史を調べる上で貴重な存在。国家一級保護動物に指定されている。もともと中央アジアに生息しており中国では完全に絶滅してしまったが、イギリス・ドイツなどの動物園で育てられていた18頭を引き取り、1986年に繁殖研究センターを設立、再び野性に返す計画を進めている。現在、世界の生息数は約1300頭とパンダよりも希少だという。

07年には同自治区アルタイ地区のモウコノウマ保護区内を国道216号線が走っているため、交通事故死も報告されたが、その後、注意を呼びかける標識を設けるなどして対処してきた。(翻訳・編集/MK)

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