<四川大地震>「震災時は生徒を真っ先に守ること」、教育部が新規定を発表―中国

Record China    2008年6月26日(木) 20時20分

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25日、中国教育部が発表した「小中学校教師の職業道徳規定(改訂版)」に、「生徒の安全を守ること」という一文が新たに加わった。中国では、四川大地震で生徒を置いて逃げた中学教師が教員資格を剥奪されたばかり。写真は北京のテレビ番組に出演する「逃げ足先生」。

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2008年6月25日、中国教育部(省)が公式サイトで発表した「小中学校教師の職業道徳規定(改訂版)」に、「生徒の安全を守ること」という一文が新たに付け加えられたことがわかった。中国では、四川大地震で生徒を置いて逃げた中学教師が教員資格を剥奪されたと伝えられたばかり。この教師はブログで「身を挺して生徒の命を守る義務はない」などと発言し、開き直っていた。人民日報(電子版)が伝えた。

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教育部が11年ぶりに改訂した「教師の職業道徳規定」に、「震災時には児童・生徒の命を第一に考え、身を挺して守ること」という一文が加えられた。中国では震災後、生徒を守って命を落とした「英雄先生」の美談が多く聞かれた一方で、生徒を置いて真っ先に逃げ出した教師が「命がけで生徒を守る義務はない」などと発言し、社会問題にまで発展。この教師は「逃げ足先生」などとあだ名され、「最も恥知らずな教師」として一躍有名人となっていた。

今回この一文が加えられたことで、「逃げ足先生」の行為が「教師としてあるまじき行為」であったことが証明された形となったが、わざわざ規定しなければ生徒を守れないほど、先生の質は低下してしまったのだろうか…?(翻訳・編集/NN)

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