深刻な不動産不況、大金持ちが一転“借金大王”に―深セン市

Record China    2008年6月25日(水) 7時41分

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23日、深センの不動産市場では、多数の投資家が多額の負債を抱える事態に陥っており、銀行業監督管理局が銀行の貸し付けや貸し倒れの調査を開始した。写真は深センの不動産。

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2008年6月23日、中国新聞網によれば、先行きの不透明な状態が続く不動産市場により、深センでは多数の不動産投資家が多額の負債を抱える事態に陥っており、銀行の貸し付けや貸し倒れの調査が開始されたと、香港「文匯報」が報じた。

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業界関係者によれば、多くの投機家が億ションなど高額不動産を所有しているものの、負債の返済ができない状態だという。多くの人が2007年9月までに市場に参加したが、その頃が最も高値で、当時はまだ売買による利益や賃貸による家賃収入が期待できたものの、その後の不動産価格はじりじりと右肩下がりが続いた。現在では安値となり、毎月多額の損失を出しながらも、多くの投資家は売るに売れない状態に陥っているという。

見通しのきく投資家は早々と資金を引き揚げるという例もあったが、中には一夜にして大金持ちから一転“大負債持ち”になってしまう人もいるという。関係情報筋によれば、深セン銀行業監督管理局がすでに深センの各銀行における貸し倒れの状況に関して調査を始めており、貸付額や、貸し倒れの割合、総額などの調査と試算が行われているという。(翻訳・編集/岡田)

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