全国統一大学入試で組織的な替え玉受験が発覚―甘粛省天水市

Record China    2008年6月22日(日) 17時41分

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21日の報道によると、全国統一大学入試が行われた甘粛省天水市の受験会場で、組織的な替え玉受験が発覚した。替え玉となった学生は23人で、いずれも山東省の出身。写真は5月、甘粛省の避難キャンプで入試の追い込みをかける高校3年生。

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2008年6月21日、「蘭州晨報」の報道を中国網が伝えたところによると、全国統一大学入試が行われた甘粛省天水市の試験会場で、組織的な替え玉受験が発覚した。替え玉となった学生は23人で、いずれも山東省の出身。なお、依頼したのは21人が山東省、2人が甘粛省天水市の学生だったという。

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主謀したのは、山東省陽谷県農業局副局長の霍継剛(フオ・ジーガン)、その妻、張玉茹(ジャン・ユールー)、同省陽谷県の教師、魏成甲(ウェイ・チョンジア)、甘粛省天水市の教師、蒋●(ジアン・シン=●は「金」の下に「金」が2つ)。入試前、4人は互いに連絡を取り合い、偽の戸籍謄本、身分証などを使って、天水市内で正式な戸籍謄本と身分証を取得。それを基に、受験手続きをしたと見られる。

同入試は6月7日〜9日の3日間実施。6日に、23人の代役学生は、魏と張に連れられ、天水市に到着した。7日午前、試験開始の10分前、代役学生の1人が2つの身分証と1つの受験票を所持していたところ、試験監督官に発見されたことから、不正が発覚した。天水市当局は事態を重く受け止め、警察当局、教育部門、入試部門などによる合同チームが調査。魏と張は即日、蒋は18日に逮捕され、その後起訴された。現在、霍は行方不明で地元警察が全力で追っている。(翻訳・編集/SN)

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