<サッカー>代表選出の見返りに600万円?ある選手が裏金支払いと報道―中国

Record China    2008年6月23日(月) 5時4分

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6月21日、網易スポーツは、あるサッカー選手が中国代表選出の代償として裏金約600万円を支払った、と報じた。写真はカタールに敗北し、意気消沈の選手たち。

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2008年6月21日、網易スポーツは、あるサッカー選手が中国代表選出の代償として裏金を支払った、と報じた。それによると、この選手は今シーズンの開幕前に移籍を直訴したが、所属クラブ側が拒否。そこで、代表入りすることで待遇を改善しようと、選出の見返りとして40万元(約600万円)の裏金を支払ったという。

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中国サッカー界では、こうしたうわさは以前からささやかれており、2007年のアジアカップ前にも代表選出に裏金が動いたとの報道があった。代表に選出されれば、ファンの注目度は大きく上がり、年俸も少なくとも20%はアップするなど大きなメリットがあるとされる。このため、一部の絶対的な主力選手を除き、現金や高額なプレゼントの贈答はどの選手もやっているというのが「公然の秘密」だった。A代表だけではなく、五輪代表選出でも裏金が動いているとの憶測もある。

今回の報道は、個別選手の裏金支払いを特定することで、こうしたうわさを裏付けた格好。ワールドカップ予選に臨んだ中国代表は、ホームでのカタール、イラク戦に連敗し、最終戦を待たずして3次予選での敗退が決まっている。中国国内では監督の責任を問う声が高まるなど、戦犯捜しも始まっているが、多くのサッカーファンの間では、代表の低迷の要因として、裏金など腐敗問題が横たわっているとの見方が根強い。網易スポーツはこの手の腐敗が一掃されなければ、中国代表が真価を発揮し活躍することはできないと提言している。(翻訳・編集/KT)

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