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20日、アニメ映画「風雲決」の声を担当したニコラス・ツェーの中国語発音に不満を訴えたというアフレコ担当監督が、同作品からの降板を明らかにした。写真はニコラス・ツェー。
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2008年6月20日、今夏公開の大型アニメ作品「風雲決」で、主役の声を担当するニコラス・ツェー(謝霆鋒)の中国語(北京語)が「下手クソ」なことに不満を訴えたというアフレコ担当の曹雷監督が、同作品からの降板を明らかにした。信息時報が伝えた。
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「風雲決」は、1000万ドル(約11億円)の製作費と、ニコラスはじめ歌手のセシリア・ハン(韓雪)、著名司会者の蒋小涵ら、人気スターによる声の出演が話題の作品。香港人のニコラスは、普段は広東語を話すため中国語の発音が不得意で、パーフェクトな作品を求める曹雷監督ら一部スタッフから、不満が噴出したと言われている。
正式に降板を発表した曹雷監督は20日、「メディアが伝えている、“中国語の発音に不満”という話は正しくない」と反論。同監督によると、別の仕事のため、作品から一時離れていた先月、ニコラスら人気スターが急にアフレコに参加しており、この突発的事態に違和感を覚えて辞表を提出したもの、という。このため、「ニコラスは知らないし、彼の発音も一切聞いていない」と話している。
ただしスタッフの中からは、低レベルのニコラスがプロの声優より高額ギャラを受け取ることに、不満の声があがっており、ニコラスの発音が中国語ネイティブに及ばないのも事実。
ニコラスのマネージャーは、「彼の発音に問題があるのは当然の話。彼自身も覚悟を決めて引き受けた仕事で、アフレコ中も非常に不安がっていた。今になって発音を批判するのは不公平だ」と訴えている。(翻訳・編集/Mathilda)
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