「中国朝鮮族の文化は誰のもの」中国の無形遺産指定に韓国メディアが「?」

Record China    2008年6月23日(月) 5時32分

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6月19日、環球時報は韓国メディアが「朝鮮民族の婚礼風俗は中国の無形遺産か?」と題した記事を掲載したことを紹介。中国朝鮮族の文化が中国で無形遺産とされていることへの韓国側の“違和感”を伝えた。写真は遼寧省瀋陽市の韓国文化紹介イベント。

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2008年6月19日、環球時報は韓国の聯合ニュースが「朝鮮民族の伝統的婚礼風俗は中国の無形遺産か?」と題した記事を掲載したことを紹介。中国に住む朝鮮族の文化が中国で無形遺産に指定されていることについての韓国側の“違和感”を伝えた。

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中国には東北地方を中心に多くの朝鮮族が住んでいる。彼らの文化や風俗は韓国のそれとほとんど同じものだが、中国で吉林省省級無形遺産、さらに同省延辺朝鮮族自治州の州級無形遺産に登録されていることについて、中国朝鮮族の文化は果たして中国に帰属するものなのか、議論が絶えない。

2005年、韓国の「江陵端午祭」がユネスコの世界無形遺産に登録されたニュースは、中国国内で「(端午節は中国が本家なのに)伝統文化が奪われた」としてショックをもって受け止められた。以来、中国では伝統文化保護の意識が高まり、聯合ニュースの記事では、「中国で今年から施行された祝日法改定で端午節、中秋節、清明節が国民の祝日に指定されたのもあの一件が影響している」と分析している。

またこの記事中、ソウル大学の権慶洙教授は「冷静に対応して総合的に判断するべき」と感情的な対応を戒めているが、ある関係者は「少数民族の文化を保護しようとする中国の努力は認めるべきだが、政治的意図が含まれているならば警戒するべき」と注意を促した、としている。(翻訳・編集/KT)

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