2008年6月18日、17日付香港・経済通によると、中国石油最大手の中国石油化工股〓（にんべんに分）有限公司（シノペック）はこのほど、青島市に建設した大型精製工場が正式に稼動したと発表した。石油製品の生産量は1ヵ月当たり60万トン弱で、直近で増え続ける石油製品の輸入に歯止めがかかると期待されている。

同精製工場の原油加工能力は年間1000万トン。単一の工場で原油加工量が1000万トンを超えるのは中国で初めてとなる。製品別の年産量は石油製品が708万トン、ポリプロピレン・液化ガスなど石油化学製品が203万トンとなる。年間の売上高は400億人民元を超える見通し。

中国石油化工によると、5月24日にすべての生産設備で試験運転が完了した。6月16日までに原油加工量が60万トン、石油製品の生産量が32万トンに達した。生産が軌道に乗れば、石油製品の輸入減少につながる。（翻訳・編集/KS）