<四川大地震>倒壊校舎の違法建築調査、検察当局が指揮監督へ―中国

Record China    2008年6月17日(火) 17時14分

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16日、四川大地震で多くの小中学生の犠牲者を出した倒壊校舎に「おから工事(手抜き工事)」の可能性があるとの疑いから、四川省什ほう市検察院は違法建築調査に着手。写真は同市の墓地。地震で亡くなった中学生らが埋葬されている。

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2008年6月16日、四川大地震で学校の校舎が各地で倒壊、多くの小中学生が犠牲となったことから、校舎の建築構造自体に問題があったのではないかとの疑惑が浮上。倒壊校舎の違法建築調査はすでに着手されたが、その方法や鑑定結果に対する人々の不信感を払拭するため、同省什ほう市では検察当局が調査の監督指揮を執る。北京の「法制日報」が伝えた。

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当局はすでに市内10か所の倒壊校舎の鉄筋、コンクリート、梁、レンガなどの建築サンプルを入手、関係部門の不正腐敗による「おから工事(手抜き工事)」であることも視野に入れて、分析作業を急いでいる。

什ほう市検察院反汚職局の胡宏局長は、「検察機関が調査に介入することで、遺族の不安を少しでも取り除くことができる。また倒壊校舎の建築サンプルを押さえることで、おそらく存在したであろう職務犯罪を捜査する上での基礎となる」と説明。同局はすでに倒壊校舎の建築に関わった施工業者や労働者に対し、建築当時の状況について聞き取り調査を始めている。(翻訳・編集/本郷)

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