<四川大地震>今後200年は大地震起きず、著名地質学者が断言―成都市

Record China    2008年6月16日(月) 10時48分

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15日、四川省成都市で開催された「四川大地震と成都市、地質環境フォーラム」の席上、中国の著名な地質学者が「今後200年は成都市に大地震は起きない」と断言した。写真は成都市の被災地。

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2008年6月15日、四川省成都市で「四川大地震と成都市、地質環境フォーラム」が開催された。席上、中国の著名な地質学者である、中国科学院の劉宝[王君](リウ・パオジュン)院士が「今後200年は成都市に大地震は起きない」と断言した。四川新聞網が伝えた。

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劉院士によると、四川大地震はヒマラヤ山脈を隆起させたインド洋プレートと揚子江プレートの衝突に伴うもの。「衝突のエネルギーが長期にわたり蓄積されていたが、ついにプレート周縁の龍門山断層で解放された」ことが今回の地震の原因だという。今回エネルギーが解放されたことで200年間はマグニチュード8.0を超える大地震は起きないと劉院士は断言した。

また、同じ四川省内でもインド洋プレートと比べ、揚子江プレート側は地質が堅固であるため地震の揺れが少ないこともポイントとなる。「揚子江プレートはここ8億から9億年の間安定しており、地質は堅固な状態を保っている。そのため成都市は地震で揺れることがあっても壊滅的な被害を受けることはないだろう」と劉院士は指摘している。(翻訳・編集/KT)

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