TVショッピング産業、105億元規模に成長―中国

Record China    2008年6月16日(月) 0時44分

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12日、「08−09中国テレビショッピング業界発展報告」によると、07年の中国テレビショッピングの産業規模が105億元に達した。しかし、同時に「信用問題」が指摘されている。資料写真。

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2008年6月12日、「2008−2009中国テレビショッピング業界発展報告」が発表され、07年の中国テレビショッピングの産業規模が105億元(約1575億円)に達したことが分かった。しかし、中国でスタートしたばかりの同産業が現在直面する問題として「信用問題」が指摘されている。東方早報が伝えた。

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同報告によると、テレビショッピングは新たな成長段階に入り、関連番組が急増しているという。番組の放映時間は、04年は2.8万時間だったが07年には9.3万時間に急増。しかし、その効果に限度があることも判明した。

調査によると、この半年でテレビショッピングの番組を見たという視聴者は76.57%。そのうち約50%は「すぐにチャンネルを変えた」、39.16%は「少しだけ見た」と答え、商品を購入したのは10.53%で、毎回の平均消費額は約1396元(約2万940円)。なお、人気商品は日用品と携帯電話だった。

報告の統計では、07年のテレビショッピングの産業規模(売上)約105億元のうち、テレビ直販は59.1%、専門販売は40.9%を占めた。

急成長過程にある同産業が現在直面する問題について、CSMメディアリサーチの鄭維東(ジョン・ウェイドン)副総経理は「最も重要なのは信用問題」と話す。同報告の調査ではテレビショッピングを信用しているという視聴者はわずか17.65%。鄭福総経理はその原因について、政府監督管理の停滞、市場参入の容易さ、ブランド意識の希薄さなどによると分析、さらに視聴者のテレビショッピングに対する理解不足も挙げた。(翻訳・編集/汪葉月)

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