オークションは回避!個人所有の美術作品等を大収集へ―北京市

Record China    2008年6月14日(土) 18時9分

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13日、北京市文物局は北京市にある博物館の収蔵品充実を図るため、年間1億元を投じて個人所有の資料・作品等を買い上げると発表。巨額の資金が必要なオークションを避けたいとの理由だ。写真は首都博物館。

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2008年6月13日、北京市文物局は12日、今年から年間予算1億元(約15億元)を作品収集経費に充て、北京市内にある博物館の収蔵品充実を図ると発表した。北京市の「新京報」が伝えた。

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北京市文物局は、同市がかなり以前から積極的に収集活動に取り組んでいたと明かし、財政上の理由から手に入れる数には限りがあったと説明した。近年、民間の個人所有の貴重な作品等が市場に出回りだすとこれを購入しており、北京博物館をはじめ首都博物館、石刻博物館、芸術博物館、古建(歴史建造物)博物館は収蔵品の数を拡大してきた。ただし、これらに費やされた経費は過去8年間で約1億元ほどだったという。

今回の予算1億元は民間ルートで個人所有の文物を買い上げるために使われ、巨額の資金が必要なオークション市場には参入しない。この方式により大幅な経費節減になると同局はみている。北京博物館は過去に何度もオークションに参加したが、予算を大きく上回る入札価格のため、これまでに落札できた文物は1点もないとのこと。(翻訳・編集/本郷)

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