<北京五輪>爆弾やカージャック想定、テロ演習「長城5号」始まる―中国

Record China    2008年6月13日(金) 11時26分

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11日、北京市でオリンピック期間中のテロなどに対する国家レベルの模擬演習「長城5号」が始まった。「爆発事件の発生」などの想定に基づく演習が1週間にわたって続けられる。

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2008年6月11日、北京市でオリンピック期間中のテロなどに対する国家レベルの模擬演習「長城5号」が始まった。「爆弾事件の発生」や「選手の移動用マイクロバスがカージャックされた」などの想定に基づく演習が1週間にわたって続けられる。「京華時報」が伝えた。

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11日の演習は、ビーチバレー会場の入り口付近で、試合開始30分前に1台のマイクロバスが突然爆発し、2台の車両に引火。現場には刺激性の強い臭気が立ち込め、観客が頭痛、めまい、吐き気を催すなどの混乱に陥ったという想定で始まった。

3分後、防煙マスクを着用した武装警察隊が到着、会場をすばやく封鎖し、観客を避難させると同時に、消防車が爆発した車両に対して消火と有害ガスを緩和させる措置を取った。

一方、北京市テロ対策指揮部は、テロ発生の通知を受けた直後、発生現場付近の駐車場に現場指揮部を設置。消防車、救急車、機動部隊、特殊警察部隊などの救援部隊が、発生後20分以内に現場に到着するなど、まずまずの結果を見せた。

同指揮本部によると、実際に発生した場合の問題点などを把握するため、これら救援部隊には演習の内容などを一切事前連絡をしておらず、すべて通常の勤務状態から駆けつけたものだという。(翻訳・編集/HA)

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