2008年6月8日、中国の各新聞社サイトは一斉に「中国の大学生はなぜ自国政府を支持するのか？」という論説を「米紙が報道したもの」として紹介。その論説の全文を要約する。

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「最近の中国の大学生は以前にもまして中国という国家を支持しており、現政府を積極的に支えようと努力している。大多数の学生は今の政府が経済発展政策を推し進めたことで中国の国際的地位が高められたと認識しており、政府や指導者を支持することは最高の愛国主義と思っているからだ。

彼らはチベット問題で中国政府を攻撃する外国政府に抗議し、四川大地震での中国政府の迅速な対応を称賛、特に温家宝首相の素早い現地入りを高く評価している。中国の若者は30年前の改革開放路線以後のまさに経済発展のさなかに生まれ育ったため、80年代の頃の若者のような不満もなく、繁栄を謳歌している。この経済的充足感が若者の政府への支持を生んでいる。今の中国の学生はみな現実主義者で、彼らの愛国主義は経済的要素に裏打ちされたものだ」

この記事に関し、中国の各サイトでは現在「中国人が中国政府を支持するのは当たり前！」と若者からの抗議の書き込みが殺到している。（翻訳・編集/本郷）