2008年6月6日、国家洪水干ばつ対策総指揮部によると、5月下旬の大雨により中国南部を中心に各地で洪水が発生した。これまでに63人の死亡、直接的経済被害37億元（約500億円）以上が確認されている。中国新聞社が伝えた。

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5月25日から30日にかけて、江西省、湖北省、広東省、広西チワン族自治区、重慶市、貴州省など15の省市で大雨が降り続いた。3400平方キロメートルで降水量は200ミリを超えている。長江流域の洞庭湖、●陽湖（●は番＋おおざと）水系、珠江流域などで水位が急速に上昇した。

気象局の予測によると、6月上旬以降にも長江流域に大雨が降ると予測されており、それに先駆ける形となった5月下旬の大雨は洪水対策をさらに困難なものにしているという。現在一部地域では中小河川の水位が高まっており、また土壌も軟化しているため注意が必要だという。（翻訳・編集/KT）