2008年6月5日、温家宝（ウェン・ジアバオ）首相は決壊間近と伝えられる四川省綿陽市北川県の唐家山せき止め湖を視察、「絶対に市民に被害を出してはならない」と対策を強化するように指示した。

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せき止め湖の水位は日々上昇を続け、ついに先日完成した排水路の水位にまで達した。長さ400メートル、深さ10メートルの排水路は狙い通り水を安全な場所へと運び始めた。しかしそれでも水位の上昇は止まらず、せき止め湖の土手にも複数の水漏れが認められるなど危険な状況が続いている。

温首相は「地震は天災で避けられないものだが、決壊は回避する責任がある」と激励、「1人たりとも犠牲者を出してはならない」と激励した。（翻訳・編集/KT）