<王千源さん>「中国青年人権賞」を受賞―米国

Record China    2008年6月4日(水) 19時24分

拡大

6月2日の報道によると、「中国青年人権賞」に米デューク大の留学生、王千源さんが選ばれた。王さんは、五輪聖火リレーがサンフランシスコを通過した際、チベットの旗を振ったとして国内で「売国奴」扱いされている。写真はその時の聖火リレー。

(1 / 5 枚)

2008年6月2日、ボイス・オブ・アメリカが伝えたところによると、「中国青年人権賞」の第8回受賞者に、米デューク大学の中国人留学生、王千源(ワン・チエンユエン)さんが選ばれたことがわかった。

その他の写真

王さんは、デューク大構内で、チベット独立支持を叫ぶ米国人学生とそれに反対する中国人学生の間に立ち、仲介しようと試みたが、この行為が中国国内で問題視された。ネット上で「売国奴」などと叩かれ個人情報が流出、山東省の実家に汚物が撒かれるなどの嫌がらせを受けた。また、五輪聖火リレーがサンフランシスコを通過した際、王さんがチベットの旗を振ったとも非難されている。

同賞は、1989年の「天安門事件」当時の学生リーダーが米国亡命後の2001年に「自由と民主を理想とする中国の若者を励ましたい」として設立した。同賞の選考委員長、王丹(ワン・ダン)氏は今回の決定について、「王千源さんは個人的な意見を述べただけで、ここまでの批判を浴びてしまった。このようなナショナリズムは非常に危険だ」とした上で、「勇気を持って立ち向かった王さんこそ、真の愛国者で理性的な愛国主義の持ち主だ」と称えた。

王千源さんは、この受賞に対し「身に余る光栄」と述べ、「自由と民主こそが私達が希望を見出せる唯一の道」と語った。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携