<四川大地震>海上自衛隊「たかなみ」が訪中延期=中国国民感情を考慮

Record China    2008年6月2日(月) 18時18分

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2日、中国海軍のミサイル駆逐艦「深セン」が昨年11月、来日したのに続き、今月3日〜7日の日程で訪中を予定していた海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が、四川大地震を考慮して中国側に延期を申し出ていたことがわかった。写真は中国海軍のミサイル駆逐艦「深セン」。

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2008年6月2日、中国海軍のミサイル駆逐艦「深セン」が昨年11月、来日したのに続き、今月3日〜7日の日程で訪中を予定していた海上自衛隊の護衛艦「たかなみ」が、四川大地震を考慮して中国側に延期を申し出ていたことがわかった。「環球時報」(電子版)が伝えた。

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日中艦艇の相互訪問は00年10月、当時の森善朗首相と中国の朱鎔基(しゅ・ようき)首相の会談で合意したが、小泉元首相の靖国神社参拝問題で中断されていた。だが、06年9月に安倍前首相が就任すると、日中関係が改善の方向に。翌年8月に開かれた日中防衛相会談で、両艦艇の具体的な訪問日程が決定した。日本の艦艇が訪中するのは、第二次大戦終結後初となる。

だが、先日の自衛隊機による救援物資空輸見送りの件では、中国国民の歴史感情が根強く残っていることを印象付けた。中国の軍事専門家もそれを意識してか、「今回の訪中はずっと前から決まっていたこと。中国の艦艇が訪日したことによる答礼訪問」と強調し、「あまり複雑に考えすぎないよう」広く呼び掛けた。(翻訳・編集/NN)

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