<四川大地震>被災者の心うたう、「草の根詩人」が続々誕生―中国

Record China    2008年6月3日(火) 11時24分

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6月1日、四川大地震の悲惨な現状を目の当たりにした人々が、自作の詩をネット掲示板や新聞、TVに投稿。これらの詩が多くの中国人の心を動かし、義捐金集めに一役買っているという。写真は「全国哀悼日」3日目の成都。

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2008年6月1日、広東省広州市の「南方日報」とそのサイト「南方網」は中国で今注目を集めている「草の根詩人」について紹介。

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5月13日、テレビの生中継で瓦礫の間から小さな子供の手が垂れ下がっている光景を目にした山東省の青年は、「愛する子よ、早くママの手を握って!」という詩を書き上げ、ポータルサイト「百度」の「地震コーナー」に投稿した。

すると、あっという間に全国のメディアがこの詩を紹介。テレビではキャスターが泣きながら彼の詩を読み、有名な歌手らはこれにメロディーをつけて歌い、MV(ミュージックビデオ)まで作成。フランスの新聞も彼の詩を全文掲載したという。この詩を読んだ中国のオンラインゲーム業界最大手の「盛大」陳天橋総裁は、涙を浮かべて600万元(約9000万円)の義捐金を被災地に贈ることを決定したという。

四川大地震を主題にした数多くの詩を、中国の普通の人々がインターネット上だけでなく、新聞、ラジオ、テレビなどに次々と投稿しており、同紙は彼らを「草の根詩人」と呼び、その素朴で素直な感情表現が多くの人々の心を揺り動かしていると評している。(翻訳・編集/本郷)

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