<四川大地震>被災者向け携帯通話サービスを悪用、業者が流入―四川省

Record China    2008年5月29日(木) 19時9分

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29日、四川大地震の被災者向けに通話料プレゼントのサービスを行っている中国移動(チャイナモバイル)のプリペイドSIMカード「神州行」を悪用したカード卸売業者が、不正に利益を得ていることがわかった。写真は12日、四川大地震直後の成都市。

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2008年5月29日、四川大地震の被災者向けに通話料プレゼントのサービスを行っている中国移動(チャイナモバイル)のプリペイドSIMカード「神州行」を悪用したカード卸売り業者が、不正に利益を得ていることがわかった。北京紙「京華時報」が伝えた。

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チャイナモバイルは17日から31日まで、被災地の成都、綿陽、徳陽、広元の各市及びアバ・チベット族チャン族自治州圏内で使用された携帯電話のチャージ残高が50元(約750円)以下になった場合、自動的に100元(約1500円)分をプレゼントするサービスを行っている。だが、これを聞きつけた北京のカード卸売業者が、飛行機に乗って成都に大挙した。

業者は、1人1日2000枚の「神州行カード」に100元(約1500円)ずつチャージすれば、1日20万元(約300万円)もの利益になると踏み、睡眠時間を削って電話を掛け続けているという。サービス期間が限られているとあって、みな必死だ。

だが、記者がチャイナモバイルに確認すると、こうした状況をまだ把握していないという。北京市の弁護士は、「これはあくまでも被災者向けのサービス。そうでない人が不正にチャージした場合は詐欺罪にあたり、不正に得た利益を返還しなければならない」と指摘している。(翻訳・編集/NN)

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