冬の病気を夏治す、伝統の中医学に基づく治療が流行―広西省南寧市

Record China    2006年8月14日(月) 23時19分

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お灸による治療を受ける男性。

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2006年8月10日、広西(こうせい)チワン族自治省の南寧(なんねい)市で、「冬病 夏療」がブームとなっている。これは冬の病気治療を夏に行う方法で、今から2000年ほど前に始まったとされる。針灸や吸い玉など、さまざまな中医学の方法をもって施される療法だ。夏の強い熱気を借りて冬の寒気を追い払うという考えに基づき、治療対象となる病気も冬によくかかる喘息や気管支炎などである。治療時期にもこだわりがあり、今年だと「初伏」(7月20〜29日)、「中伏」(7月30日〜8月8日)、「末伏」(8月9〜19日)という3つの期間に分けられ、特に各期間の初日が最も治療効果が高いという。資料によると、今年中伏の期間中だけでも広州市で「冬病夏療」の治療を受けたのはなんと4万人。病気予防も含めて、中医学による不思議な治療法は中国で大人気だ。

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