<四川大地震>医療ボランティアも心に傷、「眠れない、イライラする」―四川省

Record China    2008年5月29日(木) 8時3分

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27日、四川大地震で2週間のボランティアを終えた医療スタッフが、任務終了後も深い心の傷に苦しんでいる姿が紹介された。写真は22日、江油市の「テント学校」。各地から集まった大学生のボランティアが、勉強を教えている。

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2008年5月27日、人民日報系「環球時報」(電子版)が、四川大地震で2週間のボランティアを終えた医療スタッフが、任務終了後も深い心の傷に苦しんでいる姿を紹介した。震災後すぐに広州から派遣されたこの男性スタッフは、ブログに「被災地の様子が頭から離れない」と綴っている。

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恵夫(フイフー)さん(仮名)は震災後、第1陣として被災地の都江堰に入った。そこで、身を引き裂かれるような辛い光景を目の当たりにする。川に浮かぶ遺体や次々と運び出される変わり果てた人間の姿。今でも思い出すと、やりきれない思いに駆られるという。

2週間の任務を終えて広州に戻ったが、恵夫さんは眠れない日が続く。「妻を含め周りの人全員のことが気に食わない。悪いとはわかっていても、怒鳴り散らしてしまう」と性格もすっかり変わってしまった。「ボランティアは自分にとって貴重な体験だったと思うけど、自分自身も大きな心の傷を負った」と語る。

恵夫さんは今、ひたすらブログで心の内を吐き出している。ブログには、「現実を受け止めるのは辛いが、被災地でのことは忘れたくない。この辛い記憶と体験を、ブログに綴る。そして、早く元の自分に戻れますように」と書かれていた。(翻訳編集/NN)

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