<四川大地震>80時間ぶりの救出で第一声「コーラ」少年、お見舞いはコーラだらけ―綿竹市

Record China    2008年5月28日(水) 7時48分

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5月27日、四川大地震により崩壊した校舎の下から80時間ぶりに救出された少年。第一声は「コーラが飲みたい」だったが、右腕を切断して今も入院中。コーラはまだ飲めないという。写真は25日の「コーラ」君。

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2008年5月27日、四川大地震発生から半月が経過したこの日、広東省広州市の「広州日報」は瓦礫の下から80時間ぶりに救出された際に、「コーラが飲みたい」との第一声を発し、一躍有名になった17歳の少年薛梟(シュエ・シャオ)君のその後を伝えた。

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5月12日午後2時28分、四川省綿竹市の東汽高等中学の校舎は地震により崩壊、薛梟君は同級生らとともに生き埋めに。翌13日午前に救助隊員が薛梟君を発見。だが彼の救出は困難を極め、その様子はテレビで全国に報道されることに。救助隊員が彼を元気づけるために「ここから出たら、最初に何がしたい?」と訪ねると、「冷たいコーラが飲みたい」との返事が。この悲惨な状況下でのやりとりが評判となり、薛梟君の名は「コーラ少年」として全国に知れ渡った。

5月15日午後10時、薛梟君は救出され、45人いたクラスの中で唯一の生存者となった。翌16日に成都市の病院へ搬送された彼の右手は完全に壊死しており、ただちに切断しなければならない状態。両親の病院到着が遅れたため、手術の同意書には彼本人が母印を押したという。現在、彼の病室を訪ねる者は全員コーラを持ってくるというが、医者は彼に炭酸飲料の摂取を禁じているとのこと。(翻訳・編集/本郷)

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