<四川大地震>被災地に思い!テントで酒・爆竹抜きの結婚式―甘粛省隴南市

Record China    2008年5月28日(水) 7時44分

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25日、甘粛省隴南市のある町で結婚式が行われた。しかし、中国の結婚式とは思えないほど静かな結婚式。新郎新婦が地震の被災者のことを思ってのことだという。

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2008年5月25日早朝、甘粛省隴南市文県のある町に花婿と「娶親隊(結婚を祝福する人ら)」で人だかりができていた。先頭に立って歩く新郎は中国農業銀行文県支店に勤める楊躍勇(ヤン・ユエヨン)さん、これから新婦を迎えに行くところである。新婦は中国工商銀行文県支店に勤める楊暁芳(ヤン・シャオファン)さん。

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15分後、新郎の楊さんは同県にある新婦の家に到着。新郎が新婦の家を訪れると爆竹を鳴らしにぎやかに迎えるのが慣わしだが、楊さんらは爆竹も鳴らさずあえて控えめ。絶対に欠かせないと言われる「敬酒(祝杯をあげること)」すらも行わなぬまま、新婦の家を後にした。

四川大地震発生以降、数万人という大勢の人が災害の犠牲となったほか数十万人が帰る家を失った。そのため、新郎新婦らの話し合いの結果、車での迎えや披露宴などすべて取りやめたのだという。テントで行った結婚式は質素で尚且つ静かなものだったが、みんなに祝福される新郎新婦は幸せそのもの。同県の習わしでは、結婚時のにぎやかな時間が長ければ長いほど、豊かな生活を送れるのだというが…。(翻訳・編集/MM)

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