青海湖の水位下降続く、16億元を投じて対策へ―中国

Record China    2008年5月27日(火) 21時50分

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26日、青海湖の水位が下降を続けており、流域の生態系に深刻なダメージが出ている。政府は16億元を投じ、流域の生態系保護を含めた対策を行うことを決めた。写真は07年9月の青海湖。

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2008年5月26日、新華網によれば、青海省にある青海湖の水位が下降を続けており、大きな湖はすでに無数の小さな池へと変貌してしまっている。流域の生態系にも深刻なダメージが出ているという。

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青海省の宋秀岩(ソン・シウイエン)省長は26日、青海湖流域の生態環境保護を含めた抜本的な対策プロジェクトを実施することを明らかにした。「三江源」(長江、黄河、瀾滄江の水源)の生態系保護プロジェクトに続く、大規模なプロジェクトとなる。

プロジェクトの投資総額は15億6700万元(約235億500万円)で、期間は10年。青海湖流域全体をカバーする剛察県、海晏県、天峻県、共和県で実施されるという。主な内容は湿地帯の保護、減少した草原地帯の整備管理、ネズミや害虫の駆除、砂漠化した土地の整備管理、生態環境保護、森林の再生など。

この数10年来、温暖化や人による開発などにより、青海湖の水位は下降を続け、50年前と比べて水位は3.78m下がり、水面面積は362.3平方キロメートル減少しているという。(翻訳・編集/岡田)

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