<動画>マクドナルドの中国語表記変更に、ネットの反応は「ダサい」

人民網日本語版    2017年10月27日(金) 20時50分

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マクドナルドは中国語表記を「麦当労」から「金拱門」に変更するという情報が25日、中国のネット上で流れた。そこで、国家企業信用情報公示システムを調べてみたところ、企業情報にマクドナルド(中国)有限公司が社名を金拱門(中国)有限公司に変更したことが示されていた。

マクドナルドが中国語表記を「麦当労」から「金拱門」に変更するという情報が25日、中国のネットに流れた。事の真偽を確認するため、国家企業信用情報公示システムを調べてみたところ、企業情報の「麦当労(中国)有限公司」が「金拱門(中国)有限公司」に変更されていた。今回の社名変更について、マクドナルド(中国)側は、「当社は中信集団やカーライルの戦略パートナーとなり、業務を発展させていく必要から、今月12日より、マクドナルド中国本社の社名を『金拱門(中国)有限公司』に変更した」と説明した。ただ、社名変更は主に登記情報上の変更だけで、日常業務への影響は全くないとしている。また、「マクドナルドのロゴマーク『M』は確かに拱門(アーチ形の門)に似ている」とした。

専門家「ブランドへの影響は限定的」

今回の社名変更により、「マクドナルド」ブランドへの影響はあるのだろうか?重慶工商大学経済学院の李敬・院長は、「ブランド資産とは、マクドナルドの知名度や顧客の信頼度なども含む。長年の経営で、同社は世界中においてその価値を高め、膨大な無形資産を築いてきた」とし、中信集団とマクドナルドの提携について、「新会社の設立は戦略的投資で、主に、資本の運用や運営戦略の面で、資源や優位性を利用し、発展のイノベーションを推進するもの」と分析している。ブランドマネジメントの専門家である万全東氏も、「社名変更は、実際には資本側に変化が生じたことを意味するだけで、『マクドナルド』のブランドへの影響はほとんどない」との見方を示している。

ネットユーザー「ダサい」

「金拱門」について企業側は、「ゴールデンアーチはマクドナルドのロゴをイメージしている」と説明しているが、中国のネットユーザーの多くは、「お金が門からざくざく入ってくる」とイメージしやすく、成金のように垢抜けなくてダサいといった反応だ。またこの他にも、「KFCもいっそ『孔夫子(孔子、中国語読みするとイニシャルが似ているため)』に社名変更すれば、伝統文化をものすごく体現できる」や、「ダサい、ただそれだけ」、「『漢堡王』(バーガーキングの中国語表記)よりダサい」、「こうしてみると『賽百味』(サブウェイの中国語表記)の訳は最高」といった声が上がっている。

マクドナルドの名前の由来は?

多くのネットユーザーも気付いたように、マクドナルドの「M」のロゴは確かに「ゴールデンアーチ」に見えなくもない。

そこでマクドナルドの名前の由来を調べてみると、「マクドナルド(McDonald’s)」は耳にしたとき、人の名前のようだが、その創始者の名はレイ・クロック。ではなぜ、「クロック」ではなく、「マクドナルド」と名付けられたかというと、実際には、クロックにより「マクドナルド帝国」が築かれたものの、きっかけとなったのはマクドナルド兄弟が経営していた小さなハンバーガーショップだったためだ。当時まだ落ちぶれたセールスマンだったクロックが兄弟の店の経営法に興味を持ち、マクドナルド兄弟と提携し、60年代にはマクドナルドの全権利がクロックに売り渡された。当時、マクドナルドはすでに一定の知名度を持ち始めていたので、クロックはその名前を残すことで、すでに手に入れていた商業的成果を強化することにしたのだという。

あるデザイン業界の関係者は、「実際、『ゴールデンアーチ』は、マクドナルドが小さな街のハンバーガーショップから全国規模のファストフードチェーンストアになるためにまず採用したもの。米フェニックスシティに設置した加盟店第1号店の両脇に大きな『ゴールデンアーチ』と呼ばれる2つのオブジェを作った。そして、60年代に入り、その見た目から2つの橋のロゴマークが生まれ、現在のMのロゴマークとなった。つまり、『ゴールデンアーチ』は、マクドナルドの最も初期のビジュアル的イメージ」と説明している。(編集KN)

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