絶滅危惧種のスナメリ、中国が科学観測を再開へ

人民網日本語版    2017年10月26日(木) 21時10分

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10月24日は8年目の「国際淡水イルカ日」。中国農業部(省)は11月に5年ぶりとなる、長江スナメリの科学観測活動を再開する。

10月24日は8年目の「国際淡水イルカ日」。中国農業部(省)は11月に5年ぶりとなる、長江スナメリの科学観測活動を再開する。新華社が伝えた。

長江スナメリは中国の内陸部の水域で生存する、唯一の水棲哺乳類だ。長江全流域で1000頭ほどのみとなっており、絶滅の危機に瀕している。

科学観測活動は11月10日から40日間続けられる。科学観測船2隻が武漢を出港し、武漢−宜昌−武漢−上海−武漢と観測場所を変え、約3400キロ移動する。宜昌から上海の長江川中・川下の本流、洞庭湖、◆陽湖(◆は番へんにおおざと)、主要支流が含まれる。

今回の科学観測の技術責任者で中国科学院水生生物研究所副研究員の■玉江博士(■は赤へんにこざと)によると、今回の科学観測案は、目視と船尾で曳航するパッシブソナーを結びつけ、50キロ毎に水や泥、水中の音声などを収集するというもので、これまでの観測と異なり、今回はドローンのカメラを利用し、スナメリの生息地環境を観測する。(編集YF)

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