中国で「軍事」テーマの映画相次ぐ=現役軍艦が登場、けが人続出も―中国紙

人民網日本語版    2017年10月21日(土) 18時40分

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「戦狼(ウルフ・オブ・ウォー)」シリーズや「空天猟」などの映画が続々と公開されるにつれて、軍事をテーマとした映画ブームはどんどん高まる一方だ。

「戦狼(ウルフ・オブ・ウォー)」シリーズや「空天猟」などの映画が続々と公開されるにつれて、軍事をテーマとした映画ブームはどんどん高まる一方だ。これらに続き、中国海軍による海外救援を初めて全面的に描いた映画「刀鋒−紅海行動」が時間を追って製作中だ。映画「メコン大作戦」の全面アップグレード版である同作品は、モロッコでロケを行い、陸・海・空軍が揃って「参戦」する。博納影業集団(ボナ・フィルム・グループ)の于冬総裁は、「『刀鋒−紅海行動』によって、中国海軍の強大なる軍事装備が初めて明らかにされた。きっと世界トップレベルの映画となる」と自信満々に話した。北京晩報が伝えた。

〇出演者からはケガ人続出、監督は命がけ

中国人民解放軍の特殊部隊「蛟龍突撃隊」の隊長を演じた張訳(チャン・イー)は、「撮影中に、出演者は全員、程度の差はあるが傷を負った。だが、監督ほど命がけとは言えない。監督は一日最長20時間も撮影を続けた。ある時、車が急に方向転換したため、監督も車ごとひっくり返ったため、現場にいた人々は驚いて固まり、監督も負傷した」と話した。また、爆破実行隊員を演じた杜江(ドゥ・ジャン)は、「傷跡は軍人の勲章であり、我々が負った傷は全て、この映画の最も栄えある勲章となるだろう」と感慨深げに語った。

「刀鋒−紅海行動」のような厳粛な軍事行動をテーマとする作品を製作するにあたり、林超賢(ダンテ・ラム)監督は、各出演者に「鬼の特訓」を行った。狙撃手役を演じた黄景瑜(ホアン・ジンユー)は、その特訓を受けた時、非常に深い印象を持ったと語り、「今回の全ての撮影において厳しい訓練を受けた。軍人の夢を実現したと同時に、個人的にも大きく成長した」と振り返った。

〇海軍軍艦「臨沂艦」も登場

2016年の国慶節(建国記念日、10月1日)連休に公開された映画「メコン大作戦」は、メインテーマと商業映画の見所を見事に融合させ、高い評判を拠り所に大ヒットとなった。「刀鋒−紅海行動」では、林監督は一段と大きな局面を展開させ、主人公を個人からチームにグレードアップ、装備をより本格化し、より臨場感あふれるシーンを作り、作戦もより大規模なものとした。同監督は、次のとおりコメントした。

「『刀鋒−紅海行動』が『メコン大作戦』より一段とグレードアップされたことは、海軍・陸軍・空軍のさまざまなシーンが登場することから分かる。最も多いシーンでは、6隻の軍艦が一緒に航行し、ヘリコプターからの空撮も行った。最も感動したのは、湛江でのロケの最中に、多くの軍備や軍艦を臨時調達しなければならなくなり、中国海軍に大変は面倒をかけてしまったときのことだ。彼らは、最大の努力を尽くして我々をサポートしてくれた。彼らの支援がなかったら、『刀鋒−紅海行動』は完成の日を見なかっただろう」。

映画で中国海軍のフリゲート「臨沂艦」の政治委員に扮した王強(ワン・チャン)は、現実世界では軍隊生活30年のベテラン海軍兵で、「刀鋒−紅海行動」の軍事プロデューサーも務めた。彼は、「臨沂艦は、中国海軍に入隊したばかりの新艦だ。この映画を通じて、多くの観客が海軍に対する理解をさらに深めてくれると信じている」と話した。

軍艦と「親密に接触する」ことは出演者全員にとって、非常に興奮する出来事だった。軍隊出身の張訳は、「中国の軍艦は本当に偉大だ。本物を見ないと、我々の中国海軍の力量がますます高まっていることは実感できない。このような大きな軍艦の存在があってこそ、大きな安心感が得られる」と感激しながら話した。軍事映画は初めてという女優の海清(ハイ・チン)は、さらに興奮した様子で、「これほど近くで海軍の威厳を体感したのは、今回が初めてだった。一人の中国人として、このような威嚇力を大変誇らしく思う」と語った。(提供/人民網日本語版・編集KM)

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