日本と韓国だけにある飲食店の文化、韓国で敬遠される=「衛生的に良くない」「女性にとってはかなり不便」―韓国ネット

Record China    2017年11月24日(金) 6時40分

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21日、韓国では最近、ある「飲食店文化」が敬遠され形を変えつつあるが、この文化は日本にもあるという。写真は韓国の飲食店。

2017年11月21日、韓国では最近、日韓に共通しているある「飲食店文化」が敬遠され、形を変えつつあるという。韓国・ファイナンシャルニュースが伝えた。

韓国の飲食店では、座布団に代表される「座敷」型の飲食店が急速に「テーブル席」に変わってきている。ソウル・汝矣島(ヨイド)の食堂街や政府ソウル庁舎近くの食堂でも、昨年からテーブル席の店が増えているそうだ。

汝矣島で飲食店を運営するオさん(30)は「会社員の世代が変わり、年配の人に比べ若年層が多くなっている。若年層は靴を脱いで入る部屋より靴を脱がないテーブル席を好むため、テーブル席を増やした。中には座敷をすべてテーブル席に変えたらどうかと話すお客さんもいる」と話す。大邱(テグ)のある伝統市場でカルグクス(韓国式うどん)店を運営するパクさん(62)も「テーブル席にしたらお客さんの回転率がいい。食堂を運営する側からしても座敷は不便。テーブル席はお客さんの靴を整理する手間が省けるから」と語った。

一方、客側もテーブル席への転換を喜んでいるという。会社員の女性・ハさん(26)は「最近では椅子もソファーのようになっているところが多くて楽。それにレストランはテーブル席が多いからそちらに慣れている」とし、「特に素足で靴を履いたときは、靴を脱ぐのが嫌で座敷型の飲食店を避けたりもする」と話した。

専門家らは欧米化した文化や個人主義の発展、核家族化の急速な進展などがテーブル席文化に影響を及ぼしていると説明している。大衆文化評論家のイ・テククァン氏は「座敷文化は韓国と日本だけに存在する」と説明した上で「ちゃぶ台を囲んで食事をする家庭が減り、テーブルを利用する欧米式の生活が拡散したことによりこのような現象が現れたようだ」と分析し、「欧米式生活パターンの個人主義が発展し、個人の自由な空間利用が座敷よりも楽なテーブル席が好まれているようだ」と説明した。

これを受け、ネットユーザーからは「確かに。座敷は足がしびれる」「腰も痛くなるしね」「飲食店ではテーブル席の方がはるかに楽なのは事実」など賛成意見が圧倒的で、その他にも「座布団は汚い。なんで洗濯しないの?」「座敷に髪の毛や食べカスも落ちてるし嫌」など衛生面を指摘する声や、韓国の飲み会文化を挙げて「これで部長の足の臭いをかがなくても良くなるってこと?」「足の臭いも問題だし、スカートの女性にとってはかなり不便」などさまざまなコメントが寄せられた。

テーブル席を好むのは若者だけではないようで「お年寄りも膝に負担のかからないテーブル席を好む」との声をはじめ、日本についても「日本の飲食店もテーブル席が多い。座敷は温泉旅館などにはあるかもしれないけど。一般家庭でもお年寄りが不便だからテーブルに変える家が多い」との指摘が出た。

一方で、「個人主義」との結び付きには頭をかしげるユーザーが多く「個人主義?ただ楽だからでしょ」など反論の声も少なくなかった。(翻訳・編集/松村)

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