<四川大地震>短期予報は世界的な難問―米地質調査所

Record China    2008年5月22日(木) 12時4分

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20日、アメリカ地質調査所の地震学専門家は、短期的な地震予報は依然として世界的な難問であり、地震の規模と発生時間を正確に予測することはまだできないと語った。写真は12日、洛陽地震台で観測された余震。

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2008年5月20日、新華網が伝えたところによると、アメリカ地質調査所の地震学専門家ルシル・ジョーンズ(Lucile Jones)氏は取材に対し、短期的な地震予報は依然として世界的な難問であり、現在、地震の規模と発生時間を正確に予測することはまだできないと語った。

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ジョーンズ氏によると、地震発生の際、断層のずれが大きければ地震の規模も大きくなるが、地震を誘発する要素と地震の規模には関連がないので、発生前に断層の観測を通して地震の規模を知ることはできない。1975年に遼寧省で起きた地震は予測できたのに、翌年河北省唐山市で起きた大地震は予測できなかったことからも、依然として理論の根拠が不足しているという。

今回の四川大地震に影響を及ぼしたと見られる「龍門山断層帯」は、ジョーンズ氏によれば中国地区で最も危険な断層帯の一つ。この断層帯は活断層で、研究によれば今年までに毎年15mmという速いスピードで移動しているという。

また、地震発生前に動物の異常行動や異常気象などの予兆があるという俗説もあるが、現在のところ十分な科学的根拠はなく、これらの現象だけでは地震を予測できないという。(翻訳・編集/YY)

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