養生レシピ--身体に優しい「秋のユリ」

ユリは、肺を潤して咳を止める、心を落ち着け神経を鎮める、美容・美顔などの効果がある。慢性呼吸器系疾患や更年期症候群を患っている人は、毎日少量のユリを摂取すれば、病状の緩和に有効だとされている。以下に、秋のユリの食べ方をいくつか紹介しよう。中国中医薬報が伝えた。

〇ユリのスープ：ユリ50グラムの外側にある黒い部分や枯れた葉の先端を除去して洗い、適量の水を加えて煮る。さらに、白砂糖を適宜加える。

〇ユリとハスの実のスープ：ユリ30グラムとハスの実10-15粒を洗う。まずハスの実を十分に煮て、ユリを加えてさらに煮る。氷砂糖を適宜加える。このスープは、肺を潤す、心を鎮める、美容、快眠などの効果がある。

〇ユリ粥：うるち米またはもち米50グラムを洗い、15-20分間煮る。洗ったユリ30グラムを加えてさらに煮る。仕上げに氷砂糖を適宜加える。この粥は、陰の気を養う、肺を潤す、胃の働きを助けるなどの効果があり、特に、慢性気管支炎患者に最適。

〇ユリの炒め物：ユリ50グラムと赤身肉のスライス50グラムを、油を熱した鍋に入れ、強火〜中火で炒める。塩と化学調味料を適宜加える。主菜として使うことができる。

〇ユリと卵のスープ：ユリ50グラムを洗い、水を適量加えて煮る。溶き卵2個を鍋に加え、お玉杓子でかき回して花のようにふわりとした卵を作る。さらに、塩、化学調味料、ゴマ油などの調味料を適宜加える。卵白を取り除けば、「ユリと黄身のスープ」の完成。更年期症候群を患う女性の食事療法レシピとしても使える。（編集KM）