慰安婦像で物議、元サンフランシスコ高裁裁判官「日本は一体何を恐れているのか?」―中国メディア

人民網日本語版    2017年10月10日(火) 12時30分

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「サンフランシスコ市には、ホロコースト犠牲者の記念碑を含め多くの記念碑があるが、ドイツ人が抗議したとの話を聞いたことがないのはなぜか?日本の抗議者は一体何を恐れているのか?」

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「サンフランシスコ市には、ホロコースト犠牲者の記念碑を含め多くの記念碑があるが、ドイツ人が抗議したとの話を聞いたことがないのはなぜか?日本の抗議者は一体何を恐れているのか?」。元サンフランシスコ高裁裁判官の郭麗蓮氏は人民日報の取材に、こう語った。人民日報が伝えた。

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郭氏は「慰安婦」正義連合の共同会長でもある。郭氏はサンフランシスコ市に「慰安婦」記念像を設置するため、過去2年間各地を奔走してきた。サンフランシスコ初の「慰安婦デー」の9月22日、ついに「慰安婦」像が除幕された。

この像に一部の日本人は強く反応。特に目を引いたのが、サンフランシスコ市との60年に及ぶ友好都市関係の解消を検討するとの吉村洋文・大阪市長の姿勢表明だ。報道によると、サンフランシスコ市の李孟賢(エドウィン・リー)市長は吉村市長への書簡で、「大変失望している」と表明した。

郭氏は「歴史は歴史である。彼らは歴史を抹消したいからこそ、『慰安婦』像の設置を恐れているのだ。『慰安婦』像は歴史を銘記するよういつまでも人々に促すからだ」と考える。

制作者のスティーブン・ホワイト氏は「第2次大戦時の日本による『慰安婦』犯罪行為は事実であり、日本は自らの過ちを直視すべきだ」と指摘する。ホワイト氏は「慰安婦」像の制作者と特定された後、日本の一部の機関や個人から脅迫や妨害を受けた。すでに1200件余りの脅迫・妨害文書が送られたが、ホワイト氏は決定を変えなかった。今やホワイト氏の作品はサンフランシスコで最もにぎわう場所の1つ、セント・メリーズ広場に設置されている。像は手をつなぎ、背中合わせに立つ中韓比の「慰安婦」被害者、それを見つめる高齢女性からなる。高齢女性のモデルは、初めて実名で声を挙げた韓国「慰安婦」被害者の金学順氏だ。

カリフォルニア州選出のロー・カンナ連邦下院議員は人民日報の取材に「どの国も自らの歴史を銘記する必要がある。特にかつて犯した過ちを。歴史を忘れれば再び犯す恐れがあるからだ。ドイツは第2次大戦時の自らの犯罪行為を銘記したからこそ、着実に前進できる」「第2次大戦時、日本も大きな過ちを犯したことは否認できない。世界の人々はみな『慰安婦』問題を知り、南京大虐殺を知り、軍国主義の残虐さを知っている。今日の日本はこれらを認め、真摯に謝罪しなければならない。歴史を認めて初めて、日本は平和な21世紀を迎えることができる」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集NA)

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