よぎる大韓航空機爆破事件、北朝鮮による「核の危機」が平昌五輪直撃―仏メディア

Record China    2017年10月7日(土) 5時40分

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5日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、韓国・平昌冬季五輪の開催があと4カ月ほどに迫るなか、北朝鮮の核開発を巡る危機が増大していると報じた。資料写真。

2017年10月5日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、韓国・平昌冬季五輪の開催があと4カ月ほどに迫るなか、北朝鮮の核開発を巡る危機が増大していると報じた。

平昌五輪は2018年2月9−25日に開かれる予定だが、開催地は南北国境から80キロメートルしか離れていない。このため一部の国の選手団からは焦りと不安の色が見え始めている。記事は、フランスのローラ・フレセルスポーツ相が「情勢が悪化し続け、安全が確保できない場合、フランス選手団は平昌には行かない」と宣言し、オーストリアやドイツも選手派遣に懸念を示していると伝えた。

そして、「多くの人が覚えているかもしれない」として、1988年のソウル夏季五輪の開幕前に、平壌で大韓航空機のボーイング社製飛行機が爆破され、機内の115人が犠牲になった事件に触れる。「北朝鮮の目的は、韓国の五輪を妨害するためだった。韓国は現在全力を尽くしており、特に外交ルートを通じて平昌五輪が安全確保最優先であると約束している。韓国政府は再三にわたり、これまで多くの大型国際スポーツイベントを成功させてきたとアピールしているが、理論的には韓国と北朝鮮はこの数十年ずっと戦争状態にある」と伝えている。

記事によると、先日ドイツで行われたフィギュアスケート大会で、北朝鮮のペア選手が平昌五輪の出場権を獲得したことに、韓国側は胸を大きく撫で下ろしており、さらに多くの北朝鮮選手が出場資格を得ることを望んでいるという。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、「平昌五輪を朝鮮半島の平和と和解のチャンスにしたい」と語っている。(翻訳・編集/川尻

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