「白旗を揚げた韓国」米韓がFTA改定協議に合意、メディアやネットから懸念の声

Record China    2017年10月6日(金) 11時0分

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5日、米韓自由貿易協定(FTA)の改定に向けた協議が本格化する。資料写真。

2017年10月5日、米韓自由貿易協定(FTA)の改定に向けた協議が本格化する。

韓国の産業通商資源部は5日、「第2回韓米FTA共同委員会の特別会期が行われ、両国はFTAの相互利益の拡大に向け、FTAの修正の必要性を認識した」と明らかにした。

両国が改定に向けた協議を始めることに合意した背景には米国の強い圧力があったと専門家らは分析している。米国はこれまで、米韓FTAに関するさまざまな問題に言及し、韓国を攻撃してきた。韓国の代表団は米韓FTAと米国の貿易赤字の関係などを分析した資料を公開するなどしたが、米国の要求は変わらなかった。

第2回会期が開かれる前、韓国内では「韓国は米国のFTA修正要求を受け入れざるを得ないだろう」と予想する声が多かった。米国のドナルド・トランプ大統領が米韓FTA破棄の可能性にまで言及し、韓国への圧力を強めていたためだ。また、韓国政府が休日だった今月2日に緊急で対外経済長官会議を開き、米韓FTA共同委員会に関する協議を非公開で行ったことも、予想を強める根拠となっていた。

今回の合意により、両国はFTA改定に向けた協議を開始するための手続きに入ることになる。

これについて、韓国経済などの韓国メディアは「白旗を揚げた韓国」「結局は米国の要求を受け入れた」「米国の“狂気の戦略”に敗北」「車・農業界、米韓FTA改定協議に超緊張」「農産物市場開放か、米韓FTA改定協議が及ぼす悪影響」などの見出しで伝え、懸念を示している。

また、韓国のネットユーザーから寄せられたコメントも「屈辱的だ。今の韓国の外交力はほぼゼロに等しい」「冷静に考えると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は朴槿恵(パク・クネ前大統領)より無能だ」「改定はないと宣言していたのに。弾劾されてもおかしくないレベル」「これから本当のヘル朝鮮(地獄の韓国)が始まるのか?」「北朝鮮と経済水準を合わせるためには改定しないとね…」など批判や不安の声が目立つ。

一方で「堂々と交渉してほしい。破棄によるダメージは米国の方が大きいのだから、韓国は破棄のカードを積極的に使うべきだ」「国益を一番に考えよう。文在寅政府ならきっとうまくやれる」など韓国政府を応援する声も寄せられている。(翻訳・編集/堂本

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